操体法大辞典

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修禅寺と駒場のお地蔵様

伊豆の修善寺温泉、実は小学生の頃はしょっちゅう行っていました。というのは、父が勤めていた会社の保養所があったからです。今は「ラフォーレ」になってます。

 

というわけで、もの凄く久しぶりに、仕事で伊豆にいったので、修善寺温泉に寄りました。

 

そして、修善寺と言えば「修禅寺」です(温泉は修善寺でお寺は修禅寺なのだ)。

修禅寺曹洞宗のお寺なのです。勿論、小学生の時は「お寺」という認識しかありませんでしたが、今になってみると

 

「うっほ~。曹洞宗だ~!」なのです。


畠山は2017年に曹洞宗で在家得度しまして「芳鏡(ほうきょう)」という戒名を頂いています(在家得度なので、出家して尼さんになったわけではありません。。)。

 

そして、これは愛知の豊川稲荷もそうなのですが、修善寺も元は真言宗のお寺だったんです。

 

豊川稲荷(本院)に初めて行った時「何で曹洞宗のお寺にお大師様とお不動様が???」と思ったものですが、そういうわけだったのです。

 

修善寺は、何と、弘法大師空海が直々に開山したお寺で(なので独鈷の湯が近くにある)すが、途中で臨済宗に代わり、戦国時代、北条早雲の時代辺りに、曹洞宗に変わったそうです。昔は、お寺に着任した住職の宗派によって、宗派が変わったということは結構あったそうです。

 

なので、曹洞宗のお寺なのですが、お大師様(弘法大師空海)がいらっしゃいます。

 

私は、高野山真言宗結縁灌頂を、金剛界胎蔵界両方授かっていますので、真言宗も結構好きなんです。

「阿・吽」好きだし(笑)

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修禅寺

 

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南無大師遍照金剛。


なお、小学生の私が覚えていたのは、修善寺温泉を流れる川のど真ん中に「とっこのゆ」という「コウボウダイシ様がトッコでつついたらお湯が出た」という温泉でした。

 

改めて調べて見ると、弘法大師空海が、病気の父の身体を修善寺を流れる桂川で洗っている孝行息子を見て、持っていた独鈷で川から温泉を出し、父親の病気が癒えたという伝説があります。

 

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独鈷の湯。

ウン十年ぶりに訪れた修善寺温泉は、私の記憶にあるよりもずっと小さい町でした(当然か)。独鈷の湯も私が見た時とは場所が移動したそうですが、確かに川縁にあります。

 

そして数日後、たまに通る道にいらっしゃるお地蔵様を思い出し、ちょっと寄ってみました。

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駒場のお地蔵様。

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「〆切地蔵」。説明文通りです。
悪病を閉め出したという御利益があるお地蔵様なんですね。

 

こういう時節柄ですから、お地蔵様(地蔵菩薩)の真言をお唱えしてきました。

「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」を21回です。

 

勿論、手洗い消毒も大事です。