操体は色々な言葉で説明ができるが、そのうちの一つは、
鍼やお灸を使わなくても経絡治療ができる。
ということだ。
(詳細は我らが師匠、三浦寛先生の「快からのメッセージ」をお読みください)
私はその昔、ある気功医師にスカウトされて医療系の気功の修行を積んだことがある。
しばらくは忘れていたし、使わなかったのだが、三浦寛先生から「第4分析」の話を聞いた時に「これはこれは」と、思い出した。
私の場合、外気功を外気功として使うというよりも、受講生や同門の同志達に「手の感度を上げ、臨床家としての手を作る」ということをメインにしている。
そしてよく「私って霊感強いから貰っちゃうんです」という人がいる。
一般の人はどうか知らないが、治療家や臨床家、占い師とかカウンセラーなどは「霊感強いから貰っちゃう」わけには行かないし、そもそもそういうモノから自分を守る方法を知っておくべきなのである。
というわけで「ネガティブなエネルギーから自分を守る」方法でもある。
私に外気功を教えてくれた気功家は、よく経絡人形に鍼を打っていた。千枚通しくらいの太い鍼を経絡人形にぶすぶす刺していた。
これは、経絡人形を依代にしているのだ。
本人に鍼を打たずとも、経絡人形に打つ。
今までにも何人か伝授しているが、
最後の「鍵」まで渡していないのに、できると勘違いして途中でやめた、という人のほうが多い。残念だけど。
本当に「鍵」まで渡しているのは二人くらいしかいない。
なお、不思議なのだが「これ」は人を選ぶ。
「この人にはまだかな」と思っていて「そろそろいいかな」と、話をしようとした矢先に、「そろそろ」と思っていた複数(複数だよ)の人間が、諸般の都合などで去って行った。これは「伝授しなくてもよい」ということなのだろうと思う。
よく(外気功を)「操体にも使うんですか」とか、渦状波®をやっていると「気功ですか」とか聞かれることがあるが、気功と渦状波は全く違うものだ。
10年くらい前、東京操体フォーラムのプログラムで、三浦先生が「空中に向かって見えない鍼を打つ」というのをやった。
細かい説明は避けるが、外気功などを勉強していると、別に驚かないし、驚く人は「Oリングテスト」を見ても驚くだろう。あれは医師が考案したものだけど。
話は変わるが、先日塾操体の前に、内輪での施術会を行った。
一人のクライアントに5人で操体を行うという試みだ。
これは「施術者同士」の「気」があっていると抜群に面白い。