操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

豊川稲荷東京別院にお不動様が遷座

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

私は豊川稲荷の荼枳尼眞天さんが大好きなので、毎月ご挨拶に行きます。

 

超しつこいですが(笑)赤坂の豊川稲荷東京別院は「稲荷」と言うものの、実は曹洞宗のお寺です。豐川閣妙嚴寺と言います。

 

豊川稲荷東京別院には、お墓もないし、鳥居も立っているので(神仏習合の名残です)神社かと思う方もいらっしゃるかと思いますが、お寺です。

お坊さんもいるので、お寺です。

 

別院ということで、本山は愛知の豊川にあります。

豊川稲荷東京別院

 

曹洞宗と言うと「坐禅」と思う方もいらっしゃいますが、ざっくり言うと「坐禅系」と「ご祈祷系」があると思ってください。

 

いわゆる「ご祈祷系」です。

 

そして、2月に伺った時はまだ工事中でしたが、今回はもうお堂も完成し、お不動様(宣光不動明王)が遷座(仏様が他からお引っ越ししてくること)されていました。

遷座式は2024年3月13日だったそうです。

某企業からこちらにお引っ越しされたとのことですが、さぞかし大事にお祀りされていたのでしょう。

 

豊川稲荷東京別院 (宣光不動明王遷座

 

不動明王は大抵密教系のお寺にいらっしゃいますが、豊川稲荷本院は元々真言宗のお寺だったそうですし、本院にも不動明王がいらっしゃいましたっけ。

 

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毎月行けるわけでもないのですが「読誦会」(お経の読み方を学ぶ)にも参加しています。

先月、3月は長いこと読誦会の講師をお勤めになっていた、早稲田の大龍寺ご住職、太田先生が引退なさるということで、行ってきました。

 

わたくし、東京国際仏教塾曹洞宗専門課程の35期修行のサポートをしたのですが、その時一緒にサポーターとして参加したMさんと、35期のYさんもご一緒しました。

 

そういえば、以前から謎だったんですが、人間、何と言うか、災害とか戦乱とか、何か大きな辛いことがあった後って「合唱」とかコーラスとかやりません?


人間、集まって歌を歌ったり、大勢でお経を読んだりすると(つまり、大人数で大声を出す)何だか癒されて元気が出るんですよ。

呼吸も関係してくるのだと思います。

 

私は合唱とかはやりませんが、操体の受講生の女性の方が、最近コーラスにはまっている、という話をしてくれまして、詳細を聞いてみると「大人数で声を合わせて歌う」ということの「癒し」の効果を感じるわけです。

 

賛美歌とか、ゴスペルもそうですよね。

ゴスペルは好きな方が多いですが、感覚的にわかります。

 

 

操体法を自分で(セルフケア)するベストな方法。

こんにちは。

TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

気候が妙ですが(妙としか言いようがない)皆さんお元気でしょうか。

 

4月29日の東京操体フォーラムでは、セルフケアから、第一分析からD1'から、実技を色々お見せする予定です。

 

前回もかなり実技をお見せしましたが、やっぱり操体法は実技です。

実技はやる方も実はたのしいのです。

 

開催案内 | 2024年春季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

www.tokyo-sotai.com

 

特に「万病を治せる妙療法」に出てくるような動診操法、実際、操者はどのようなスタンスをとっているのか(実はこれが大事)、とか「実際に臨床(治療)で行っているもの」をやってみたいなと思っています。

 

例えば、操体法と言えば、仰臥膝二分の一屈曲位で、膝窩に圧痛硬結のあるほうの、足関節(足指の関節)を反らせて、脱力させるものがあります。

 

同じような姿勢で膝を左右に傾倒(倒す)ものもありますが、操者のポジションや、足背とか膝へのアプローチの仕方(どこにどのように触れるか)と、操者のからだの使い方、動かし方は「万病」の本には書かれていません。

 

そうなんです。1番大事なことが書かれていないんですよ。

なので、皆さん今まで、想像を働かせて色々工夫してきたと思うのですが、それをずっと見ていたのが、三浦寛先生です。

 

想像妄想するよりも、実際にみて来た人の話を聞く方が早いんです。

 

たまにいるんですが「操体のセルフケアをやるのなら、最初に操体のプロの施術を受けてみて、それからやると早いですよ」という話をすると

「いえ、私は本を見て一人でマスターします」という方。

 

なお、農●協の方は「操体をやってみてもきもちよさがわからない」と仰っていたので(そもそもあそこから出ている本は、キモチヨサ以前の操体の本なので、あれをみてやってみて「きもちよさがわからない」というのは当たり前なんですが)

 

丁度「うかたま」の原稿を書いていた時で、三茶のターミナルビルに何人かいらっしゃっていたのですが、その中のお一人に、

 

「一度受けていただければきもちのよさ」というのを体感できると思いますが、どうでしょう」と聞いたところ

「いえ、私は本を読んできもちのよさを体感します」と断られました。

 

というか、御社から出ている本は「操体は快である」以前の本(つまり楽か辛いかの第一分析)なので、きもちのよさに到達は無理であろう。。。と思いました。

 

というわけで、世の中には「楽か辛いかの第一分析の操体法の本を読んで、きもちのよさを聞き分け味わうという第二分析の操体の効果を求める」という方が一定数いることがわかりました。

 

というか、これ、申しわけないですが、不毛です。

 

また「きもちのよさ」が体感できないので「きもちよさをさがす」という誤った方向に行く。。。。という筋道ができているのです。

 

 

というわけで、もし、操体法を自分でやってみたい。セルフケアしたい。というのであれば、

 

1.あなたの愁訴が、セルフケアできる状態にあるのかということを確認する必要があります。

 

我々操体のプロの役目は「セルフケアできる健康の度合いにまで持っていく」ことでもあります。

 

あまりに、例えば健康度が40くらいなら、60くらいまでに引き上げるお手伝いをします。

 

そこまで健康度を引っ張っていって「もうセルフケアでも大丈夫ですよ」となれば、セルフケアに切り替えるのです。

 

なお「きもちの良さっていうのがわからない」という方も結構いらっしゃいますが、

大丈夫です。

そのために「足趾の操法®」とかあるわけなんです。

「左脳とばし」(感覚優位に持っていく)という秘技もありますが、これは、かなりの確率で、質の高い快を味わうことができます。

(なお、これは残念ながら自分でやっても質の高い快は味わえません)

 

これで「快」を味わう感覚を体感していただくのと、セルフケアの時はどのようにすれば良いのかなどもお伝えできます。

 

なお、これも何度も書いていますが「万病」などに掲載されている動診操法は「操者と被験者(患者)」二人で行うものです。

「ひとりで操体法」というのも出ていますが、あれは「二人でやっているものを一人でやっているだけ」なので、操者がいる場合の「介助補助」による「運動充実感」がありません。

 

一人で行う場合には、やはりコツがあるのです。

 

というわけで、操体を自分でやってみたいのであれば、まずは受けてみることをお勧めします。

 

ただ「快適感覚を聞き分け、味わう」という第二分析以降を体験するには、2000年以降に操体法東京研究会操体を修めた先生に受けてください。

はい、私でも大丈夫ですよ(笑)

 

というか「第二分析」以降を習えるのは、操体法東京研究会しかないからなんです。

 

そして操体の施術と、セルフケアの個人レッスンが一緒になっているのがこちらです。

 

当方では2002年からやっていますが、1番人気です。

これを受けてから本格的に「操体法東京研究会」で受講を決意したという方も多いんです。

 

個人レッスンなので、ご要望に細かくお答え致します。

 

施術+ベーシック講習 | 操体法の講習 | 操体法 TEI-ZAN操体医科学研究所

www.teizan.com

 

 

 

 

 

 

 

 

基礎化粧品。

こんにちは。TEI-ZANの畠山裕美です。

基礎化粧品は何を使っているのか、結構聞かれるのでご紹介します。

 

その前に週一でプラセンタ注射はずっと続けてます。昨年5月から今年1月まで、品薄で打ってませんでしたが。

 

プラ注なしの時でも、私が使ってるのは、化粧水だけです。

たまにシートマスクとか、好きなのでRF美顔器も持ってますが。

 

朝の洗顔後は、メラノC化粧水の「しっとり」。これです。真冬はたまにニベア

 

これで大丈夫です。

 

なお、一つ気をつけているのは、洗顔後の保湿です。

 

私はメイクをお風呂で落とす派ですが、メイク落としはかなり細かくやります。

 

ポイントメイク落として、ジェルで落として、も一度洗顔フォームを使います。

お風呂には、化粧水を持って入ります。

 

私は銭湯派なので勿論持って行きますが、使っているのはケシミンのしっとりタイプ。

 

コツですが、洗顔したら即化粧水。風呂から上がってからでは遅すぎます。

 

そしてあがるまでも、ちょっと乾いた?と思ったら、追い化粧水です。

 

塗り方も手のひらに化粧水をとって、まんべんなく。目の周りに丁寧に塗って、シワが薄くなったという人もいました。

 

とにかく、顔を洗ったら、即たっぷりの化粧水です。

 

お試しくださいね。

 

 

 

 

 

 

電子書籍のススメ。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

私は読書というか、何かしら読むのが好きなんです。

 

これは子供の頃から変わりません。読むモノも、教科書、実用書、小説、マンガ、なんでもござれです。

 

しかしながら、本を読む人が困るのが「本が増える問題」です。

私の知っている方の中にも、床が抜けたとかは聞いた事があります。

 

なお、10年程前に、ScanSnapと裁断機を買って、蔵書の自炊に励み、大分本を減らすことに成功しました。

 

本が好きな人は、電子書籍はつまらないとか、面白味がないと言いますが、ある年齢になってくると、本の小さい文字が読みにくくなってきます。

 

私はド近眼なので、普通よりも「アレ」が来るのは遅かったのですが、ある日、スマホの文字が見にくいのと、単行本のマンガが見えづらいということに気がつきました。

 

電子書籍にも、マンガや写真集のように、文字の大きさが固定されているものと、文字メインの、文字の大きさやフォントを自由に変更できるものがあります。

 

Kindle端末や電子書籍は、何と言っても「文字を拡大できる」というのがメリットです。見えづらいというのは、それだけでもストレスになりますから。。

 

私自身は、マンガはiPadで読んでいます。カラーページとかはやはりいいですし、「日出処の天子」(山岸涼子先生)の、完全版(雑誌掲載時のカラー再現)は、実際オンタイムで読んでいたので「おお~っ」と感動しました。

 

※私はこれで仏教伝来や推古天皇欽明天皇あたり、蘇我馬子蝦夷親子と厩戸皇子を勉強したと断言します。

(つい先日北海道で、山岸涼子先生と大和和紀先生のコラボ「日出処の天子」と「あさきゆめみし」の原画展が開催されましたね。)

 

 

ちなみに7巻は、厩戸皇子の娘、馬屋古女王の話です。父に似た美貌の持ち主でありながら、歩けず口もきけずということで、15年軟禁されていた、という姫のお話。

 

 

マンガはやはりiPadですね。

また、往年の名作が電子本で復刊されているので、買い直したものも多々あります。

エロイカとかポーの一族とか百鬼夜行抄とか)

 

書籍は出先ではiPhoneで。夜などはKindleで。

 

あ、Kindleの端末(Paperwhite)はバッテリーがかなり保つので、一度充電しておくと、放置しておいても普通の本並みに扱えます。そして軽いのもいいですね。Amazonの FIreはカラー端末ですが、ちょっと重い。私も一時持っていましたが、寝ながら読んでいて、顔面に落としたりしたこともありました。

paperwhiteは軽いのでその点はかなり安心です。

 

ご存知だと思いますが、出先でiPhoneで小説を読んでいて、寝る前に続きを読もうと思ったら、Kindleで同期してあれば、続きを読めます。また、Kindle端末はブルーライトをカットしているので、寝る前読書にはいいですね。

スマホでもブルーライトをカットできるように設定できます。

 

なお、私が電子本を使っていないのは、「易経」とか「易」に関するもの、占いに関する書籍です。

 

これはめくって探したほうが圧倒的に早いんです。

私の易の先生もそうおっしゃってました。

 

例えば「天風姤(てんぷうこう)三爻」なんて言うのは、目次をみてページを探したほうがやっぱりいい。

 

一方、iPhoneKindleアプリで本を読む場合、こりゃ便利!と思ったのが、翻訳機能です。私は洋書もたまに読むんですが(と言っても、アン・ライスとか、ポール・スタンレイの自伝とかです)、単語に引っかかってもすぐ調べられるので、かなりサクサク読めます。

 

状況に応じて色々使い分けるのが1番ですね。

 

と言う私は、「デューン」の新訳版を読み始めました。

星の王子さま」とか「シャーロック・ホームズ」もそうなんですが、訳者によってかなりテイストが変わってくるというのも面白いところです。

 

 

仙腸関節と操体。

こんにちは。TEI-ZANの畠山裕美です。

先週末は東京国際仏教塾曹洞宗専門課程の5回目の最終回の修行のお手伝いをしてきました。

 

歴史ある町田の簗田寺さんというお寺です。イベント活動や宿坊、坐禅会にも力を入れています。

 

東京操体フォーラム相談役の巻上公一さんもこちらでライブをしたことがあるそうです。

 

また、方丈さん(曹洞宗ではご住職のことをこう呼びます)が、ボランティアでネパールに学校を作る活動をしていた頃、現地の人に「日本人から習った」と、アイロンで患部を温めるのをやってもらったそうで、私はこれを聞いた瞬間「快◯◯だ!」と閃きました(わかる人にはわかる笑)。

 

後で三浦寛先生に伝えたら「瓜生さんじゃないか」と、受けていました。

世の中狭い。。。

 

さて、表題です。

先日ギックリ腰の方のところに呼ばれて施術に伺いました。

 

布団にうつ伏せになって、我々は言いませんが片方の膝を腋窩に引き上げる「片足引き上げてるカエルのような格好」をしていました。

 

聞いてみると、この格好だと痛まないとのこと。

 

そして「股関節に激痛が走る」とのこと。

 

「股関節」と、訴える場合、股関節ではないことが多いです。

鼠蹊部を股関節と思っている人もいますし、腎臓が痛いというので聞いてみるとやっぱり鼠蹊部だったとか。

 

診断(第四)を通してみると、右の仙腸関節

 

ギックリ腰にも種類がいくつかありますが、仙腸関節(骨盤の1番大きな骨、寛骨と、仙骨を繋いでいるところ)をやることもあります。

 

そもそも関節、と言っても肘や膝関節のように動きがあるというよりも、寛骨と仙骨を繋いでいる磨りガラスのような面だと思っていただければ。

 

大昔は「仙腸関節は動かない」と言われていましたが、ここ数十年は微妙に動くとか、微妙な動きでも全身の状態に関わる、と言われていました。

 

AKAとか仙腸関節に直接アプローチするものもありますが、直接動かしたりするのは、操体っぽくありませんし、直接触るのは避けたいところです。

 

しかしながら、操体には仙腸関節に効率的にアプローチする方法があります。

「万病を治せる妙療法」の64ページです。

仙腸関節稜」という言葉が出て来ますし、仙腸関節の位置もイラストで描かれています。

 

ただ、これをちゃんとできる人がどれくらいいるかは、かなりナゾです。

私自身は三浦寛先生から「橋本先生はこうやっていた」というのを習いました。

が、かなりテクニックを要します。

 

そして、このイラストでは多分わかりません。

 

私なんぞは「もしやわざとわからないように書いてあるのでは」と思うくらいです(汗)

 

操者のポジションについての記載などが欠けているので、このイラスト通りにはできないでしょう。

 

1番大事なのは、操者のポジションや、操者のからだの使い方なんです。

この本には、肝心の「それ」が抜けているんです。

(私達は講習で「それ」を習うんです)

 

しかし、これ、上手くいくと確かに仙腸関節系のには、奏功します。

 

実は私、これが大好きなので、20数年かけて、男性に比べたら小柄な私でも効率よくできるように、改良しながら使っています。自分で動診を操法を育てているという感じですし「新重心理論」にも対応できます。

 

また、仙腸関節に対しては、あと何種類かアプローチ法があります。仙腸関節付近以外から、遠方からアプローチする方法です。

 

第一分析でもできます(私も第一分析をやらないわけではないのです)。

 

 

2024年春季東京操体フォーラムに向けて

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

来たる4月29日は、2024年春季東京操体フォーラムです。

 

考えてみると、現体制ではじめたのが2002年ですからもう20年以上もやっていることになります。

 

すごいな、と自分でも思います。

 

操体には色々な切り口があるので、いくらでも出てくるんですが、私が今まで感じていたのは「生活に活かす操体法」を実践している方々と、我々のように「臨床に活かす操体」をやっている人間の間の温度差があるなあ、ということでした。

 

以前関西に行った時は「操体の講習を2年もやるなんて信じられない」とか、つまり、操体法というのは、ラジオ体操みたいなものという感じです。

もっと言うと、お金を出して習うものではないとか、サークルとか同好会でやっている健康体操とか養生法という感じです。

 

私自身20年位前に「操体専門で開業している」と言ったら驚かれたことがありました。

その方にとっては、多分

「ラジオ体操を教えて生計を立てている」みたいな感じだったのかもしれません。

 

一方東京の「操体法東京研究会」では、鍼灸師柔道整復師理学療法士、スポーツトレーナーなど、専門家が時間をかけてプロフェッショナルな勉強をしていました。

 

同じ操体という畑の中に、アマチュア愛好家とプロが混在する手技療法はあまりないのでは、と思います。

 

というわけで、今回は生活に活かす操体法と、臨床に活かす操体法の、二方向の切り口でやってみようと思います。

 

操体の便利なところは、操者(指導者)もセルフケアが可能だということです。また、臨床(施術)をしながら自分のケアもできる(その際、エネルギーの奪い合いなどが起こらない)という面白さもあります。

 

世の中で、治療施術にあたった操者自身も元気になる、ケアができるという治療法があるでしょうか(笑)。

 

一般的には、治療家は短命とか言われますが、操体に限っては、長命な先生方が多いのも事実です。これは、操者が第三者に施術を行いながら、自分も元気になる、ケアができるからだと考えています。

 

実際、調子があまり良くない時でも、クライアントが快適感覚を味わってくれていると、それが伝わってきます。

よく「気を盗む」とか「気を奪う」という人がいますが、「快」は相手から奪ったりしません。むしろ、増幅するのです。

 

そんなことも話せたらいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

その人にあった対処法がある。それが操体法です。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

昨日「骨盤を立てる」という話を書きましたが、アレは「操体を勉強している人向け」に書いたので、かなりマニアックな内容だったかと思います。

 

今日は「操体に興味のある一般の方」むけに書いてみたいと思います。

 

日本人は昔から海外からやってきた文化を上手に取り入れるのが上手かったんです。

今、大河ドラマでは平安時代ですが、平安のちょっと前、天平辺りでは。中国風に、椅子にテーブル文化だったわけですね。

平安時代は床にそのまま座るようになりました。

 

ちなみに正座。

昔からやってたのか?と思いきや調べてみると

徳川幕府安泰のために、参勤交代や天下普請など地方大名に謀反を起こさせないための政策を行っていた家光ですが、家臣に裏切られることは非常に恐れていたと言われています。 そこで、目の前の家臣が急に襲ってこないように、足が痺れてすぐに立つことのできないあの座り方を命じたそうです。

とのこと!足を痺れさせるとは!!!

 

江戸時代初期の話なんですね。確かに時代劇を見ていても、戦国時代はみんな胡座とか、足底を合わせて座ってますよね。。

 

そして着物文化から洋服文化に変化しています。

 

私が言いたいのは、日本の人って、器用に文化にからだを順応させてきたんだな、ということです。特に洋装メインになってから(戦後)は、からだの使い方も変わり、さらに最近の小学生なんかは、足が長いですよね。

 

そして、腰の状態も様々な人がいます。

反りすぎてヘルニアになる方もいるし、反らなさすぎて(スウェイバック、猫背)腰を痛める方もいます。

ちなみに、猫背と骨盤が反っていないというのは違うので、これはまた別の機会に。

 

腰が反りすぎて痛みがある人に、更に腰を反らす姿勢を強要するのはナンセンスですし、その逆もしかりです。

 

ただ、操体は「その方の状況にマッチした動診・操法」を選択してやっていきます。

それが可能なのは、操体が「その人にしかわからない感覚の分析」を行うこと、また、腰へアプローチするにしても、腰を直接触ったりしないからです(遠方からアプローチする)。

 

例えば腰が痛いからと言って、腰を直接揉むとか動かすとか、そういうことはやりません。

 

そういえば、骨折後なども、患部を動かしたり触れたりせずに(ギプスしたままでも大丈夫です)ケアできますので、ご相談ください。

 

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