元々タロットやカバラには興味があり、
大学でも「ファンタシー」とか「オカルト寄り」が
好きだったのですが、易にはなかなか興味が持てませんでした。
私が「陰陽」「易」に興味を持ったのは、
やはり橋本敬三先生の「陰陽弁証法」の話を読んでからです。
桜沢如一先生の「無双原理・易」を読み、
自分でも本を買って勉強してみましたが
やっぱりよくわからない。
というわけで、
ある、都内にある古い易占の学校に
入門しました。開校はなんと昭和初期です。
担任の先生に聞いてみると、
その先生も易を独学で勉強していたそうですが、
壁にぶち当たったのでこの学校で勉強したのだそうです。
通常知られている、あるいはネットで知ることができるのは、
六十四種類の卦(か)。
その卦は、三本の陰陽を示す記号の組み合わせ8種類の下(内卦)
と上(外卦)8種類の組み合わせ(64通り)でできています。
乾兌離震巽坎艮坤といって、
天沢地雷風水山地を表します。
ちなみにこれは「震」(雷)。
一番下から、陽、二番目三番目は
真ん中が切れている陰を示します。
この下三本と上三本(内卦と外卦)の組み合わせなのですが、
この合計6本の爻(こう)の、どこに印がついているか
で、一層詳しいことを観ます。
ということは、64種類の卦に、それぞれ6つ爻があるので、
64×6=384種類の見方があるわけです。
さらに、その爻の場所で「変爻」ということや、
裏卦、その卦の中に含まれている「表には見えない卦」なども
見るのです。
この辺りは易の書籍にも滅多には乗っていませんし、
初心者が読んでもわかりにくいと思います。
大抵の独学者はここでこけるようです。
私自身の経験から言っても
何かを習得するのだったら、
「その道のプロに学ぶ」のが一番です。
操体も同じです。
患者樣を診ていて、なおかつ
実際に講習もしているプロに習ってほうがいいに
決まっているのです。
そこには「現場の智慧と経験」があります。
机上の理論よりも
現場の経験なのです。
私の師匠は50年の操体臨床経験があります。
私はやっとこさ20年程度です。
この本は昭和30年代に書かれた本ですが、
64卦に絞り、ストーリー仕立ての興味深い占例が
載っています。
64種類の卦(か)が、何となく分かるでしょう。
これはつい最近出た本ですが、
少し易が分かる人ならば
「これは役立つ」と思うでしょう。
64卦のそれぞれ初爻から上爻までの
詳しい解説が載っています。
易経の言葉も載っているので
コンパクトで持ち歩きにはいいでしょう。
これも割と最近の本ですが、
占的毎に(例えば恋愛や失せ物、転職など)一覧になっています。