その昔、私の本を読んだという方からお電話をいただいた(1999年のものなので、第1分析です。今見ると間違いもあったりしますが、それは私のサイトで修正しています)
三浦先生に師事する前の本ですね。
その方は、デイケアサービスっぽいところで、お年寄りにやってもらっているそうですが、なかなか良い手応えがあったそうです(そうなんです。第一分析でも手応えはあるんですよ。しかし、よりよい臨床のために、それ以上の分析診断法があるんです)。
その方が言うには「みんなで一緒に合わせてやるのが、なかなか大変でできません」とおっしゃるので(当時既に三浦先生に弟子入りしていた)私は、
「あ、みんな一緒に合わせてやらなくても、それぞれのペースでいいんですよ」
と伝えたところ、眼から鱗というか、
「ラジオ体操みたいなものは、みんなで揃って合わせてやらにゃあかん」と思っていたのだそうです。
(三浦先生が、フィットネス系やスタジオで不特定多数を口頭で指導する場合、それぞれのペースに合わせます。これ、操体の指導の中でもかなり難易度が高い指導法ですが)