操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

神経系の痛みとか、操体では

昨日は東京操体フォーラム実行委員勉強会でした。

事例のシェアなどもやりますが、なるほど、と思ったことを書いてみます。

 

まず、ここ数年、帯状疱疹が増えているということ。

 

私も2000年2月にやりましたが、未だに多少の帯状疱疹後神経痛があります(ほぼ気にならない)。

 

在宅勤務が増えて、運動量が減ったために、腰痛膝痛が、コロナ前より増えていること。

などなど。

 

私の場合ですが、先日東京が一気に秋をスキップして冬になった日、夕方から、右下奥歯の歯茎が痛み出しました。

歯が浮いて、噛むと痛いような感じです。

 

これは、急激な気温の変化だなと思ったので、セルフケアで、三叉神経を緩める操法を行い、手持ちの今治水を塗って、これも手持ちのカロナールを飲んで、暖かくして早く寝ました。

 

翌日は痛みもなく、数日経っても再発はしていません。

 

勉強会で聞いて、なるほどと思ったのは、神経系のトラブルは、やはり症状が改善するまで時間がかかるけれど、改善する時は、ツキモノが落ちるように変わるという話でした。

確かにそうです。

 

いわゆる坐骨神経痛は、簡単に言えば、腰痛が治りきらずに悪化したもので、足の痺れが起こります。

 

神経痛の下に腰痛が潜伏しているので、余計ややこしい。

さらに、その「治っていない腰痛」の下には、これまた「治りきらずに放置したままの古い捻挫」が、潜伏していたりするわけです。

 

なので、時間がかかるのは、当然なのです。

 

我々は、その「症状疾患の火元」や「火種」に、アプローチを試みます。

 

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