東京操体フォーラム実行委員は、毎月一度開催される「実行委員勉強会」にて、操体の理解を更に深めています。
そもそも「症状疾患にとらわれない」という操体の基本理念は、普通に鍼灸学校や柔道整復の学校、整体スクールやスポーツ医学などで習った場合、「?」となります。
対症療法(この症状にはこのやり方)というように、ケース別に細かくやり方を変えるのではなく、からだを丸ごと診て、天然自然の法則に基づいた、根源的なアプローチでバランスを整えるのが、操体です。
有名な「膝の裏の痛みを取るのにつま先を上げる」というのがありますが、あれは、膝窩の痛みを取っているのではありません。取れたからと言って喜んでいるのはまだ青い(笑)。
つま先を挙上することによって、全身形態を操り、ボディの歪みをただし、それによって膝窩の圧痛硬結が、どのように変化するか、診ているのです。
膝窩の圧痛硬結は、ボディの変化を表しているからです。
操体法東京研究会の定例講習が「大学院の修士課程」であれば、この勉強会は「博士課程」と言っても良いかもしれません。それも、学問だけやっているわけではなく、実際に操体の臨床をやっている(つまり結果を出している)メンバーもいます。
また、トップが臨床家、三浦寛先生です。
(この前も書きましたが、左足首が腫れて歩くのが辛かったのが「渦状波®」と、いくつかの運動分析で消失(時間にして10分程度)して、私自身「わかっているけど、驚いた」ということがありました)
定期的に師匠を囲み、朝8時から13時くらいまでじっくりと操体に関して学ぶ。
(内容は、門外不出です。我々でさえ『ええええっ』と驚く驚愕の内容)
学ぶだけではなく、フィードバックもする。
学ぶ者にとっては大事ですが、日曜の朝っぱらからほぼ終日、家族持ちの実行委員の皆さんは、ご家族の理解なくしては勉強できません。
実行委員諸氏のご家族(とくに奥方)の皆様、毎月三茶に送り出して下さって本当にありがとうございます。
心より御礼申し上げます。