操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

猫の腎臓病の薬(経過)

嬉しいニュースです。この記事は「こども新聞」の記事なのですが、説明がわかりやすくて有難いですね。

 

東京大学大学院教授の宮崎徹さん(病態医科学)たちが開発しているのは、「AIM」というたんぱく質の薬です。

 AIMは、宮崎さんが1999年に見つけました。人間や動物の血液の中にあり、腎臓にたまったごみをかたづける役割を担います。人工的に育てた細胞にAIMを作らせ、純度の高いものを取り出して薬にします。

 

こちらが、コロナで研究資金を出してくれていた会社からの資金提供がなくなり、研究が滞ってしまったのですが、後掲の時事通信のニュースで、一般の方からの寄付があつまりました。
このような研究は、大抵企業からの寄付金や、国からの補助金で行われており、宮崎教授も、一般の方からの寄付は募っていなかったそうですが、今回、日本中の猫好きが「猫の腎臓病の薬の研究に寄付しよう」と、立ち上がったわけです。

 

★私も大学でちょっと仕事をしているので、よくわかりますが、大学の先生の一番の仕事は、研究よりも?研究費をどうやって集めるか、ということなんですよね。

 

 

寄付のおかげで研究は再開のめどが立ちました。これから治験薬を作り、治験を経てから農林水産省の審査を受けます。うまくいけば2023年末ごろに発売される見通しです。薬は注射するものになります。

 

news.line.me

 

こちら、もともとはこの記事から始まったんですね。

www.jiji.com

 

というわけで、帯を養老先生が書いていらっしゃいますが「猫が30歳まで生きる日」です。

 

 

 

「第0回 超操体法入門」講座のご案内

Team Sotai Infinity の、新しい企画です。
10月10日(日)14時から、操体法の入門講座をお送り致します。
 
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操体法入門(第0回)

操体を俯瞰せよ」

2021年10月10日(日)
14時〜17時 オンライン開催(zoom)
対照 操体操体法に興味のある方
無料公開

 

お申し込みはこちらから

超操体法入門(第0回)「操体を俯瞰せよ」 2021年10月10日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ

www.kokuchpro.com

 

操体の専門家による、超・操体法入門

 

私達は、長年操体の専門家として活動してきました。

今回は、操体操体法の普及のために、本来はGWや夏の特別講習での内容を、無償で公開することにしました。

 

★ちなみに「操体は自分でできる」と思っている方はかなりいらっしゃるようで、このような講座をやると、一般の方からは「自分の症状疾患を自分で治したい」というご意見を伺ったりします。

しかし、操体が「自分で動けば治る」ものであれば、世の中の人はみんな操体をやってるはずですし、世界中に広まっているはずですし、われわれのような専門家は不要なはずです。この辺りについてしっかり理解を深めることは、非常に大切です。

というのは、操体法創始者橋本敬三医師の診療所には、医者から見放されたような方が沢山来ていたということもあるからです。

「医者から見放されたような患者さん」に、橋本敬三先生は「自分で動いて治す」体操的なものを指導していらしたわけではないのです。操体法による、治療を行っていたのです。

 

操体に「超」がつくのは、一般的に知られている「楽な方に動かして、瞬間的に脱力」という、20世紀の操体を超えているからです。
環境が変われば、人間の体も変わります。昭和の時代のやり方が、平成を経た令和にマッチしているとは限りません。
時代と環境に沿った、進化した操体法をご案内したいと思います。


皆様のご参加をお待ちしております。

講義 岡村郁生、瀧澤一寛、寺本雅一(以上東京操体フォーラム
アドバイザー 三浦寛
ホスト 畠山裕美

主宰 Team Sotai Infinity, TEI-ZAN操体医科学研究所

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申し込み下さい。

 


操体法」って聞いた事があるけれど、今一つわからない
「本を読んだけど、よくわからない」
「受けてみたけど、わからない」
「人に説明したいけど、わからない」
という話をよく聞きます。


それは、操体操体法、は操体のほんの一部分にすぎません)の世界が広大だからでもありますが、逆に言えば「あなたにとっての操体法のベストな活用法」を知らないからとも言えます。
セルフケアしたい人、操体の臨床を受けて健康回復したい人、操体の施術者になりたい人。


それぞれの目的にかなったとらえ方が必要です。

また、HPではメニューに「操体法」と書いてあったのに、実際に行ったらやってもらえなかった、という話は、非常に多く聞く話です。これは「セルフケアの操体」と「他者に治療として行う操体」が違うということもあります。


例えば、セルフケアしたい人に、臨床家向け(治療家向け)のテクニックを伝えてもお門違いですし、本業の治療家で、操体を取り入れたい人に、サークルや体操教室でやるようなプログラムは不適当です(勿論知っていても良いのですが)。


また、サークルや愛好会の場で、治療を求めたりするのも、やはり違います。

 

このように「目的をあやまっている」ことが、操体の理解を妨げているのです。

 

また、操体がもともと持っている「個人主義的」なところも、わかりにくさに拍車をかけています。


「いろんな操体があっていい」とか「色んなやり方があっていい」という話もありますが、基本を切磋して、よりよいものにしていくのと、基本や原理原則を無視して、好き勝手に自己流にアレンジしたり、他の療法と組み合わせたりするのは、根本的に違います。

 

あなたの目的は何なのでしょう。


もしかすると、今実際に治療家として活動されていて、操体も加えたいと思っていても、実はセルフケアで自分のからだをいたわることが本来の目的かもしれません。


セルフケアがしたいと思っていても、本当は「健康の度合い」が足りず、セルフケアができるようになるまでプロのサポートが必要なのかもしれません。

 

この講座は、連続して開催予定です。

 

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お二人以上のご参加で「二人で行う操体法」を指導致します。

10月になりました。はやいもので、今年もあと三ヶ月ですね。

操体法の施術+ベーシック講習は、当方のプログラムの中でも一番人気です。

www.teizan.com

 

操体法を勉強したいという方の目的は、いくつかに分けられます。

まず、

  1. セルフケア(自分でケア)したい方。
  2. 家族の健康管理をしたい方
  3. 手技療法家として活動しており、スキルアップのために操体を勉強したい方

が、考えられます。

昔、三浦先生の操体法の講習(東京操体法研究会)で、操体の臨床を勉強しているのに、何故か「自分は三浦先生の治療を受けたことがない」と自慢している人がいました。私は「自分が学ぶものだから、やはり体験が必要だ」と、三浦先生の臨床を受けてから入門したクチなので「何故自慢??」と思っていました。

未だにその方が何故自慢(自慢どころではなく、え、師匠の治療を受けたことがないの?的だと思うんですが)していたのかは、ナゾのままです。

 

つまり「勉強することは、体験したほうが絶対いい」ということですね。

操体は、第2分析で「快適感覚のききわけ」ということも出てきますが、実際「ご本人が快適感覚を聞き分け、味わう経験を積まずに、要は「言葉」のみで理解してしまうと、失敗します。

 

操者(指導者)自身が「快適感覚をききわけ、味わう」という体験をしていないので、「楽と快の区別」がつかなかったり×「どちらがきもちいいか」×「きもちよさを探して」という、不適切な言葉を使うのです(何故不適切かというと、被験者が混乱し、結局は操体臨床として成り立たないのです)。

 

1〜3、目的がどれであっても「実際に操体の臨床を受けてみる」と言うことは大切です。

 

さて、タイトルの「お二人以上のご参加で『二人で行う操体法』を指導致します」ですが、

 

ベーシック講習は、基本的に「セルフケア」がメインです。
また、二人で行う操体法を指導する場合、最低(私を入れて)3名は必要です。

というのは「受けてみる」「人が受けているところを見る」「実際にやってみる」の3ステップが必要だからです。

 

 

 

 

 

 

 

第1回実践易占入門

 

さて、10月9日にオンラインイベントを開催致します。

9日(土)は、前回に引き続き「第1回  実践易占入門」です。

2021年10月9日(土)17時~19時

参加費用 1,000円

講師は、東京操体フォーラム相談役

福岡の(中洲でも占ってます)新部健太郎先生

ホストは私、春孤堂蘭寂こと、畠山裕美

アシスタントは、東京操体フォーラムの 寺本雅一瀧澤一寛

 

ご案内とお申し込みはこくちーずプロから。

www.kokuchpro.com

 

 

 

易の勉強と言えば、易経の上下刊を一卦ずつ勉強していく、というのが定番ではありますが、今回は「実践」ということもあり、占筮家(易者・易筮家)が、実際にどのように「占的」を解釈しているのか。また、どうやって卦(か)を出しているのか。またそこで得た卦(得卦)から、どのように答えを導いているのかという流れをお見せしたいと思います。

「実際にどうやって占っているのか」

先日開催の「第0回」では、易のおおよそのバックグラウンドと、どうやって勉強すれば良いか、ということをお伝えしました。
この講座では、六十四卦×六爻の説明というよりも(これは、個人での勉強が必要です)、どうやって占っているのか、どうやって解釈しているのか、という、発想法、編集方法をお伝えしたいと思います。

今回は、実際の占的を数人で占ってみます。

 

★特典★講義の映像と、第0回の映像の見逃し配信予定です。
詳細は参加者の皆様にお伝え致します。

 

 

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操体法のオンラインイベントを、10月10日(日)に開催致します。

お久しぶりの畠山です。

 

先週2回目のモデルナで、週後半はやはり副反応で高熱が出ました。

 

しかしながら、プラセンタ注射と補中益気湯、乳酸菌系の整腸剤、勿論操体法によるセルフケアで準備していたお陰で、熱は三日で下がり、腕も(注射後ボルタレンを塗布)それほど腫れずに済みました。

 

前回、かかりつけのクリニックでカロナールを貰っていたので、接種後四時間くらいで熱が出たので、服用しました。

普通は、熱っぽかったら葛根湯とか麻黄湯なんですが、39度近いとやはりクラクラするので、今回はお世話になりました。

 

カロナール、実は今年の2月末に帯状疱疹をやった時、ほぼ一ヶ月位は飲んでいたのですが、あの時の痛みに比べると(友人には比べるなと言われましたが笑)、熱が高いだけで、痛くないというのは楽じゃん!という感じでした。

 

さて、操体を勉強している人は見逃せません。

 

10月10日(日)

14時~17時 に、操体法のオンラインイベント(超・操体法入門)の第0回(第1回の前のプレということです)をお送り致します。

出演は、なんと、三浦寛先生、岡村郁生先生はじめ、瀧澤一寛先生、寺本雅一先生です。

畠山(私)はホストを務めますので、たまに出てくる予定です。

そしてさらに、なんと「無料」でお送り致します。

 

詳細は追ってお知らせしますので、しばしお待ちくださいね。

 

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実践易占入門(第0回を開催しました)

9月12日(日)は、我らが師匠三浦寛先生のオンラインお誕生会でした。その時参加してくださった、東京操体フォーラムの相談役、新部健太郎先生と話しをして(易仲間であり、気功系仲間でもある)「オンラインで易の講座やりましょう」と、あっという間に決めて今回は「第0回」開催に至りました。

 

次回は10月9日(土)17時から開催予定です。(しばしお待ちを)

 

お陰様で、先程無事終了致しました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

 

易は独学が難しいと言われていますが、確かにそうなんです。

易経の本はたくさん出ているが、実際の占筮の解釈について書かれた本はほぼない
・細かいルールに関する本はあまりない(例えば中を得ているとか、位を得ているとか応じているとか比しているとか、九とか六とか)ので、教えてもらうしかない

 

なんというか、自由すぎて掴みにくいので、まずはルールを教えて貰う、という感じでしょうか。

最初は、ルールを知る必要があります(易は、そのルールを勘違いしていても包括してくれる懐が深すぎるところもあります)。

 

私も独学に挫折して、学校に行ったクチです。

周易は何やかんやで4年くらい勉強しました。

 

易の魅力と言えば

易経を覚えなくてもいい」(テキストを見てもいいことになっている)
筮竹でもサイコロでもコインでも、アプリでも占える」(占いの質に変わりなし)
と、幾つか挙げられますが、やはり「何だか当たる」ということでしょう。

 

先達からの話を聞くというのは、とても勉強になります。
また「易がからだに馴染む」というのもよくわかります。

 

私自身は、かなり自由に易を使わせて頂いています(操体との応用とか。。)。
また、易道学校独自のメソッドがあるのですが、それをアレンジしたり。

 

一旦取得すれば、応用自在に使いこなせるのは、操体と同じです。

 

nihon-ekidougakkou.info

日本易道学校

 

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操体は自分でできるというある種の勘違い。

先日「操体は自分でできるからいいですよね」という方がいらっしゃいました。

特に目立った愁訴もないのですが、操体に興味があり、受けてみたいとのことでした。

私は聞いてみました。

「もし、自分で操体をやって、何でも治るんだったら、今頃操体は世界的に広まっていて、世界制覇?してるはずですよね」

「そうですね・・」

操体って、自分でできるからいい、っていう方、結構いらっしゃいますが、操体法創始者橋本敬三先生(医師)のところには、医者に見放された人が沢山来ていたんですよ。それと、操体は自分でできる、っていうのって、何か噛み合わないと思いませんか??」

「そうなんですか?」

 

「なかには『操体法は自分でできるから、あなた(つまり畠山)みたいな施術者はいなくてもいいんじゃないですか』なんていうひどい人もいたりします」

 

というわけで、また例の図を出しました。

 

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操体の場』を三つに分けると

1.「自力自動で行う操体法」健康度の度合い60パーセントくらい

2.「サークルや体操教室などで行う操体法」健康度の度合い60パーセントくらい

ここまでは「健康度の度合い」が間に合っているので、自分でもできるし、サークルや体操教室などでのケアでも間に合います。

 

操体操体法が自分でできる、っていうのは、健康度が6割以上の人に可能なのです。
(自力自療可能)

 

3.健康度の度合いが40パーセント以下の場合。

この場合は、健康度がかなり下がっているので、自力自療まで間に合わないことが多いのです。

その時に、我々操体の専門家が、健康度の度合いを60パーセントまで引き上げるお手伝いをしているわけです。

 

たまに、健康度の度合いがどう見ても4割を切っているのに「操体は自分でできるんですよね」と言う方がいらっしゃいますが「自力自療レベル」まで(6割程度)は、サポートが必要です。

 

また、2(サークルや体操教室)に携わっている方で、

ラクなほうにきもちよく動きましょう」とか「きもちよく動いて~」的な指導をしている方がいますが、サークルや体操教室に来る方というのは、基本的に動ける方ばかりです。

 

ラクな方(可動域が大きい、動かしてもバランスがとれていてなんともない方に

動かして、きもちいいということは、まずありません。「楽な方に気持ちよく動かす」という理解をしている方は、「楽(運動感覚差)」と「快(感覚)」の違いが分かっていないのです。

※※ あ~あ、また言っちゃったけど、未だに「楽」と「快」を混同していて、無責任に使っている人が多いので、言ってるんです。

 

なので『楽な方にきもちよく動いて~』なんて言っても、本当は「楽でスムース」なだけなんです。

 

これは、受け手の問題ではなく「楽と快」を混同している指導者の責任です。

 

×「楽な方に気持ちよく動いて」
×「きもちよさを探して」
×「どっちがきもちいいですか」

と、言っている人は「楽と快の違い」が分かっていない、勉強不足の人です。

 

あと、健康度の度合いが60パーセント以上の人ならば「あ~、伸びてきもちいい」というように、ストレッチ系の「きもちよさ」にスイッチしてしまうんです。これは、健康度の度合いが高いので、当然と言えば当然です。

 

そして、我々のように

3.健康度の度合いが40パーセント以下の場合

こう言う方に操体臨床を行っている場合、どこかトラブルを抱えていらっしゃるのです(つまり、痛いとか辛いということです)。

 

ぎっくり腰で「いたたたた」と言っている方に

「きもちよく動いて~」なんて言ったら、怒られますよね。

 

まとめです。

 

1と2エリア(健康の度合いが6割以上)★自力自療可能レベル

3健康の度合いが4割以下 ★自力自療不可能レベル

★4割以上6割未満は微妙ですが、「3」に含んでおいたほうが良いでしょう。

 

なので「ある種の勘違い」なのです。